02. サーバーを構築する ー WordPress 構築ハンズオン ー
参考書
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版
- https://www.amazon.co.jp/dp/4822237443/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_k3p3Cb7VX47T4
構築の流れ
- 1. パブリックサブネット内に仮想サーバーを作成する
- 2. 仮想サーバーに対して SSH 接続ができるように設定する
- 3. 仮想サーバーのパブリック IP アドレスを「動的 → 固定」に変更する
1. 仮想サーバーを作成する
AWS で仮想サーバーはインスタンスと呼ばれ、Amazon EC2 を利用して作成します。
Amazon EC2 とは?
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。
インスタンスの生成方法
- 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「EC2」をクリックします。
- 2. 左側のサイドメニューから「インスタンス」をクリックし、「インスタンスの作成」をクリックします。
- 3. Amazon マシンイメージ(AMI)一覧から「Amazon Linux AMI 2018.03.0 (HVM), SSD Volume Type」にある「選択」をクリックします。
- 4. インスタンス一覧からタイプが「t2.micro(無料利用枠の対象)」を選択し、「次の手順」をクリックします。
- 5. インスタンスの詳細設定画面で、ネットワークを「既に作成済みの VPC」、サブネットを「既に作成済みのパブリックサブネット」、自動割り当てパブリック IP を「有効」、プライマリ IP を「10.0.1.10」にして「次の手順」をクリックします。
- 6. ストレージの設定画面で、特にデフォルト値のままで問題ないため、そのまま「次の手順」をクリックします。
- 7. タグの入力画面で「タグの追加」をクリックして、キーを「Name」、値を「Webサーバー」として「次の手順」をクリックします。
- 8. セキュリティグループの設定画面で、セキュリティグループ名を「WEB-SG」にして「確認と作成」をクリックします。
- 9. 確認画面が表示されるので「起動」をクリックします。
「起動」をクリックすると、SSH 接続をするためのキーペアを作成するポップアップが表示されます。
- 10. 「新しいキーペアの作成」を選択し、キーペア名を「my-key」にして「キーペアのダウンロード」をクリックします。
- 11. キーペアのダンロードが完了後、「インスタンスの作成」をクリックします。
→ これでパブリックサブネット上にインスタンスを作成できました。作成には数十秒〜数分かかります。
注意:インスタンスを使用していない場合は「停止」することもできますが、停止してもストレージ Amazon Elastic Block Store(EBS)の容量を確保したままなので課金されてしまいます。
2. インスタンスに SSH 接続する
3. インスタンスのパブリック IP アドレスを固定 IP アドレスに変更する
デフォルトではインスタンスのパブリック IP アドレスは動的になっています。そのため、インスタンスを起動したり、停止したりするたびにパブリック IP アドレスが変わってしまいます。
- 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「EC2」をクリックします。
- 2. 左側のサイドメニューから「Elastic IP」をクリックし、「新しいアドレスの割り当て」をクリックします。
- 3. デフォルトのまま「割り当て」をクリックします。
→ これで、固定 IP アドレスの作成が完了しました。次の、作成した固定 IP アドレスをインスタンスに適用します。
- 4. Elastic IP アドレス一覧から作成した IP アドレスを選択し、アクションの中から「アドレスの関連付け」をクリックします。
- 5. アドレス関連付け画面で、リソースタイプを「インスタンス」、インスタンスを「パブリックサブネット上に作成したインスタンス」、プライベート IP を「パブリックサブネット上に作成したインスタンスのプライベート IP アドレス」として「関連付け」をクリックします。
→ これで、パブリックサブネット上に作成したインスタンスのパブリック IP アドレスが「動的 → 固定」になりました。
補足:SSH 接続時にインスタンスのパブリック IP アドレスが必要でしたが、固定パブリック IP アドレスを使用することができます。