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05. NAT(Network Address Translation)を構築する ー WordPress 構築ハンズオン ー

参考書



NAT を構築する意義は?



プライベートサブネットにインスタンスを作成し、このインスタンスMySQL をインストールし、DB サーバーとして利用しようとしています。
しかし、インターネットに繋がっていないため、プライベートサブネットのインスタンスMySQL のインストールをすることができません。
そこで、プライベートサブネット → インターネットへの片方向にだけアクセスを許可する、ということができる NAT を構築します。

構築の流れ



1. NAT ゲートウェイを作成する


  • 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「VPC」をクリックします。
  • 2. 左側のサイドメニューから「NAT ゲートウェイ」をクリックし、「NAT ゲートウェイの作成」をクリックします。
  • 3. NAT ゲートウェイの作成画面で、サブネットを「パブリックサブネット」、Elastic IP の割り当て ID は「新しい EIP の作成」をクリックすると Elastic IP アドレスが自動的に作成され、その ID が入力されます。これで「NAT ゲートウェイの作成」をクリックします。


2. プライベートサブネットのデフォルトゲートウェイを設定する


プライペートサブネットが利用しているルートテーブルは、デフォルトのルートテーブルなので、デフォルトのルートテーブルを編集します。

  • 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「VPC」をクリックします。
  • 2. 左側のサイドメニューから「ルートテーブル」をクリックし、ルートテーブル一覧画面から利用しているプライベートサブネットが利用しているルートテーブルをクリックします。
  • 3. 画面下部のルートタブ内にある「ルートの編集」をクリックし、送信先を「0.0.0.0/0」、ターゲットを「作成済みの NAT」として「ルートの保存」をクリックします。


→ これで、プライベートサブネットのデフォルトゲートウェイが NAT ゲートウェイに向くようになりました。

3. プライベートサブネットのインスタンス → インターネットに疎通確認をする


  • 1. ローカル PC から、パブリックサブネットのインスタンス(web サーバー)に SSH 接続します。
$ ssh -i my-key.pem ec2-user@{パブリックサブネットのインスタンスの固定パブリック IP アドレス}


$ ssh -i my-key-db.pem ec2-user@10.0.2.10


  • 3. プライベートサブネット上のインスタンスから curl コマンドを実行して疎通確認をします。
$ curl https://www.nikkeibp.co.jp
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<meta name="description" content="日経BPは日本経済新聞グループの一員として、経営・技術・生活という3分野で主にビジネスパーソンに向けて事業を展開しています。その内容は、雑誌・書籍の出版事業、デジタル事業、展示会・セミナーなどのイベント事業、調査・コンサルティング事業など、多種多彩なメディアとサービスを駆使して、高付加価値の先端・専門情報を提供しています。">
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→ これで、プライベートサブネットのインスタンスからインターネットに接続できていることが確認できました。