05. NAT(Network Address Translation)を構築する ー WordPress 構築ハンズオン ー
参考書
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版
- https://www.amazon.co.jp/dp/4822237443/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_k3p3Cb7VX47T4
NAT を構築する意義は?
プライベートサブネットにインスタンスを作成し、このインスタンスに MySQL をインストールし、DB サーバーとして利用しようとしています。
しかし、インターネットに繋がっていないため、プライベートサブネットのインスタンスに MySQL のインストールをすることができません。
そこで、プライベートサブネット → インターネットへの片方向にだけアクセスを許可する、ということができる NAT を構築します。
1. NAT ゲートウェイを作成する
- 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「VPC」をクリックします。
- 2. 左側のサイドメニューから「NAT ゲートウェイ」をクリックし、「NAT ゲートウェイの作成」をクリックします。
- 3. NAT ゲートウェイの作成画面で、サブネットを「パブリックサブネット」、Elastic IP の割り当て ID は「新しい EIP の作成」をクリックすると Elastic IP アドレスが自動的に作成され、その ID が入力されます。これで「NAT ゲートウェイの作成」をクリックします。
2. プライベートサブネットのデフォルトゲートウェイを設定する
プライペートサブネットが利用しているルートテーブルは、デフォルトのルートテーブルなので、デフォルトのルートテーブルを編集します。
- 1. AWS コンソールマネジメントコンソールから「VPC」をクリックします。
- 2. 左側のサイドメニューから「ルートテーブル」をクリックし、ルートテーブル一覧画面から利用しているプライベートサブネットが利用しているルートテーブルをクリックします。
- 3. 画面下部のルートタブ内にある「ルートの編集」をクリックし、送信先を「0.0.0.0/0」、ターゲットを「作成済みの NAT」として「ルートの保存」をクリックします。
→ これで、プライベートサブネットのデフォルトゲートウェイが NAT ゲートウェイに向くようになりました。
3. プライベートサブネットのインスタンス → インターネットに疎通確認をする
$ ssh -i my-key.pem ec2-user@{パブリックサブネットのインスタンスの固定パブリック IP アドレス}
$ ssh -i my-key-db.pem ec2-user@10.0.2.10
$ curl https://www.nikkeibp.co.jp ---------- <!DOCTYPE HTML> <html lang="ja"> <head prefix="og: http://ogp.me/ns# fb: http://ogp.me/ns/fb# article: http://ogp.me/ns/article#"> <meta name="description" content="日経BPは日本経済新聞グループの一員として、経営・技術・生活という3分野で主にビジネスパーソンに向けて事業を展開しています。その内容は、雑誌・書籍の出版事業、デジタル事業、展示会・セミナーなどのイベント事業、調査・コンサルティング事業など、多種多彩なメディアとサービスを駆使して、高付加価値の先端・専門情報を提供しています。"> <meta charset="utf-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1,minimum-scale=1,maximum-scale=1,user-scalable=no" /> <meta property="og:title" content="日経BP"> <meta property="og:description" content="日経BPは日本経済新聞グループの一員として、経営・技術・生活という3分野で主にビジネスパーソンに向けて事業を展開しています。その内容は、雑誌・書籍の出版事業、デジタル事業、展示会・セミナーなどのイベント事業、調査・コンサルティング事業など、多種多彩なメディアとサービスを駆使して、高付加価値の先端・専門情報を提供しています。"> <meta property="og:type" content="website"> <meta property="og:url" content="https://www.nikkeibp.co.jp/"> <meta property="og:image" content="https://www.nikkeibp.co.jp/images/bplogo/og-logo.png"> <title>日経BP</title> ...
→ これで、プライベートサブネットのインスタンスからインターネットに接続できていることが確認できました。